くるしい失敗
ただゲホゴホ寝ているだけじゃヒマなので、布団の中で本を読んでました。頭が朦朧としてるので、あんまり難しいのじゃなくて、できるだけ軽いのを……と思って、先日衝動買いしたライトノベルを。本屋で立ち読みしてて吹き出しそうになったやつです。
でも、この選択は激しく間違ってました。
「(略)やっぱ山の頂上まで来るとさぁ、山びこ聞かずにはいらんないよなッ」
おれは片手を頬に当て、半分メガホンで息を吸う。脇にいた子供とほとんど同時だ。
「やっ……」
「うっふーん!」
一拍おいてエコー。
なにそれ?!叫び損ねたホーが声帯を逆行する。
子供の一声を皮切りに、全員が大音響で叫びだした。うっふん天国だ。
「何故こんなことに」
「頂でのメジャーな掛け声ごえ なので。日本はどんな感じですか?」
「やっほーだよ」
「それはまた、色気の欠片かけら もない」
喬林知『明日はマのつく風が吹く!』
咳き込みながら大爆笑。可笑しすぎる。喉痛くてホント辛かった。
こんなにウケたのは『動物のお医者さん』以来かもしれない。このシリーズ買い揃えてしまいそうです。旅行行って出費嵩んでるのに〜。